クラッシュ症候群(挫滅症候群) |
クラッシュ症候群とは・・・ |
体の一部が、長時間挟まれるなどして圧迫され、その解放後に起こる様々な症候。
救出直後は意識、呼吸、脈拍など異常を認めないことが多く、見落とされることがあり、死に至ることが多い。
阪神大震災で、家屋等の下敷きになり、救出後病院に運ばれたにもかかわらず、亡くなってしまうというケースがありました。 |
原因と症状 |
体の一部、特に四肢が長時間(一般に1〜2時間以上)圧迫を受けると、、筋肉が損傷され、その後圧迫から解放されると、損傷された筋肉からカリウム、ミオグロビン、乳酸等が血液中に大量に漏出する。
その結果、意識障害、腎不全、心停止となり死亡する。 |
クラッシュ症候群の判断基準 |
・2時間以上挟まれている |
1つでも該当したら・・・
直ちに人工透析医へ搬送
(救出後1、2時間以内) |
・パンパンに腫れ点状出血(筋挫滅) |
・尿が茶褐色に変色(ミオグロビン尿) |
|
他に・・・挟まれた部分の感覚がないこともあります |
挟まれた部分が動かないこともあります |
|
クラッシュ症候群による突然死を防ぐ応急処置 |
挟まれている状態からの応急手当てが最善です
・水分の補給(現場でできれば) |
→ |
大量の水(1L以上)・・・誤飲に注意 |
・挫滅部位より心臓側に止血帯をかける |
→ |
全身への有毒物質の拡散防止
幅の広い布を使用(ひも・針金・ワイヤはだめ!)
※リスクを伴う為、かけた時間をメモ
ただちに透析医へ |
・点滴 |
|
|
・酸素投与 |
|
|
・保温 |
|
|
・血液透析 |
|
|
|
注意点 |
・長時間圧迫を受けていた被災者を救出する場合、クラッシュ症候群を想定する。
・救助した場合、挟まれていた部位、重さ、時間を搬送者に告げ、後方に伝達する。 |
市原市の透析施設 確認しておきましょう |
・帝京大学ちば総合医療センター
・ひまわりクリニック
・望星姉崎クリニック
・五井病院
・三愛記念市原クリニック
・総星会五井クリニック
・原村病院
・八幡クリニック
|
災害時の市原市の救護所 確認しておきましょう |
救護所 |
市原市の避難所・避難収容施設・救護所の詳細は、コチラへ |
|
・姉崎公民館 |
|
・有秋公民館 |
|
・保健センター |
|
・八幡公民館 |
|
・辰巳公民館 |
|
・市津公民館 |
|
・三和コミュニティーセンター |
|
・南総公民館 |
|
・加茂支所 |
|
・ちはら台コミュニティーセンター |
|